ボート競技とは?
ボート競技は、1000mや2000mの直線の距離を漕いで、そのタイムや順位を競うスポーツです。進行方向に背中を向けて漕ぐため「ゴールの見えないスポーツ」でもあります。
また、「究極のチームスポーツ」とも呼ばれており、体力はもちろんクルー(仲間)で動きや息、意識を合わせることがとても重要で、一糸乱れぬ動きで艇を進めていきます。
艇は1人乗り、2人乗り、4人乗り、8人乗りと種目が多く、チームでも個人種目でも活躍できます。
選手の中には(漕手の他には)、艇の舵を切り、クルーに指示を出す司令塔のCOX(舵手)というポジションもあります。
種目はオールの種類やCOXが乗っているか、いないかでも種別が分かれます。
ボートには、大きいオールを一人一本持って漕ぐスイープオールとオールを一人二本持って漕ぐスカルオール、の二種類のオールがあり艇が同じでも異なる種目になるというのもボート競技の特徴です
面白さは?
水上スポーツならではの面白さがあり、風や艇の進む感覚など陸上では感じられない疾走感が味わえます。
動きはとてもシンプルで、同じ動作の繰り返しですが、いかにロスをなくして効率よくかつ速く艇を進めるために試行錯誤し追及していくと、とても奥が深いスポーツだと気づきます。
また、レースで勝った瞬間や自己ベストタイムを出したときは、記録競技スポーツにしかない嬉しさもあります。
レース中の駆け引きも魅力の一つです。
メジャースポーツなのか?
日本では競技人口が少ないが、ボート競技は世界的にはメジャースポーツであり、オリンピック競技の中で最も出場人数が多い競技の一つとしても有名である。
ボート競技はカレッジスポーツの一つであるため、大学から始める人が多い。
歴史あるスポーツであるため、対校戦という学校同士のレースがあり、(他の大会とは異なる)伝統の一戦が毎年繰り広げられる。